こどもたちにお昼ごはんを作ってもらうことにしました。5歳(男の子)と3歳(女の子)が二人でそれぞれやっていますので、小さい子でもできるポイントをまじえつつ解説していきます。
材料(2人分)
- ●だし汁 1/2カップ(100cc)
- ●しょうゆ 大さじ1
- ●みりん 大さじ1
- ●かまぼこ 1/4枚
- ●玉ねぎ 1/4個
- ●油揚げ 1/4枚
- ●卵 2個
※具はお好みで入れてください。親子丼にする場合は、かまぼこと油揚げではなく、鶏肉を50g~100g程度入れて下さい。
※年齢によっては計量は保護者の方がやってあげてください
買い物のポイント
わざわざ買い物をせず、なるべく家にある材料でパパッと作りたいのが卵丼です。家にあるものでやってみてはいかがですか?
おすすめ材料は、鶏肉、豚肉、ちくわ、かまぼこ、天かす(天丼みたいな風味になります)、三つ葉、ほうれん草、ネギ、油揚げ、フライもの(とんかつとかエビフライ、市販品や冷凍もOK)などです。玉ねぎだけは甘みが出るので入れましょう。
作り方手順の確認
それでは、どのような流れで作るか、手順を確認しておきましょう。
- ごはんを炊く
- 調味料を計量して準備しておく
- 野菜とかまぼこを切る
- 卵を割る
- 鍋で調味料と材料を煮る
- 仕上げに卵でとじ、ごはんにのせる
木の葉丼作り方詳細
1 ごはんを炊く
大人2人、子供2人なら1.5合~2合を目安にごはんを炊いておきます。もちろん残りごはんでも、冷凍ご飯をチンしたものでも大丈夫です。丼モノはごはんに味がしっかり染みますので、炊きたてごはんにこだわらなくても美味しいです。簡単にすませたいお昼ごはんなどはある物でやってしまいたいですね!
子供が一人で米を炊くときのやり方はこちらの記事をごらんください
➡子供が一人で簡単ごはん:ボウルとざるを使ってごはんを炊こう
2 調味料を計量して準備しておく
こども一人で料理をするときは、写真のような容器を用意して、それぞれに材料を入れるようにするとわかりやすいです。このプラスチックの容器は切った材料を取り分けるのにも便利で、私が料理レッスンやレシピ仕事の時に使っているものです。セリアに数枚セットで売っています。(※写真は4人分の材料です)
3 野菜とかまぼこを切る
かまぼこやちくわなどの練り物は、プニプニして切りにくいですので、スッと押すか引いて切ります。斜めになっても気にしない(笑、写真は3歳の手です)。
これは5歳(左利き)の場合。指2本で押さえた方が、力加減がよかったようです。
包丁に切った材料がついた場合は、包丁をかたむけて上から指で材料を「すべりだい」します。
切ったかまぼこはさらに縦半分に切ります。
玉ねぎを切ります。意外と切りにくいので、少し大きめに切ります。5ミリ目標で。玉ねぎがバラバラになった場合は、1枚ずつ切っても良いです。すべるので気をつけましょう。
油揚げを、長さ3センチ程度、1センチ幅に切ります。きちんと切るためには、しっかり押すか引くかしてください。押さえただけじゃ切れません。
材料が切れたら、それぞれまとめておくと次の作業がやりやすいです。切る時のコツは、材料の大きさ(長さや幅)を揃えるということです。見た目も同じできれいだし、火の通りが揃います。
4 卵を割る
平らな台に卵を叩きつけて「グシャ…」って音がしたらいい感じです、写真のように大きなヒビが入ります。皿の淵や、机の角でやると、勢いあまって殻が卵の内部に入り込んでしまいがちなので、最初は平らな台のほうが良いです。
親指でヒビを左右にこじあけるようにしますが、子供にはやや難しいので、最初の1個目は親が手を添えてやるとよいでしょう。2個目からひとりで。こんな感じで、殻はぐちゃぐちゃだけど、中身は無事でした(笑)
複数の卵を使う場合は、小さいボウルと大きいボウルを2つ用意しておきます。1個ずつ小さいボウルに割って、腐っていないか、殻が入っていないか確認してから大きいボウルに移していきます。
何かあった時(特に傷んでいる卵だった場合)に被害が1個分で食い止められるからです。殻が入った場合に取り出すのも小さいボウルだとやりやすいですよ。
卵を全部わったら、大きいボウルにすべて合わせて、箸で溶きほぐします。ぐるぐる円をかくのではなく、左右や上下に卵を切るように混ぜるとふんわりとした卵料理ができます。
5 鍋で調味料と材料を煮る
だし汁と調味料と玉ねぎと油揚げを小鍋または小さめのフライパンに入れて中火にかけます。
こどもには、きちんとガスを見ながら火をつけるように教えておきます。(※IHコンロの場合は、どのようになったら火がついているのかをきちんと教えます)
沸騰したら弱火にして蓋をし、玉ねぎがシナシナに柔らかくなるまで5分程度煮ます。
(※この煮ている間に味噌汁が作れます!!)
だし汁を沸騰させて、具を入れます。火がすぐ通る「麸」や「乾燥わかめ」や「豆腐」がおススメ。
みそを溶けばあっという間に汁物完成^^
6 仕上げに卵でとじ、ごはんにのせる
玉ねぎが煮えたらかまぼこを入れます。後から入れると色がきれいですし、練り物を煮込むとぶよぶよに膨らんでしまいます(味は染みますのでお好みで先入れでもOK)
溶いた卵を流し入れ、中火にして火が通ったら火を止めます。
火が通ると白っぽくなります。大人が食べるなら半熟でもよいですが、こどもが食べる場合は火をきちんと通したほうが良いでしょう。
ごはんを盛った丼に、卵とじをのせて完成です。(※息子は左利きなのでこの配置が食べやすいみたいですが、本来は丼は左、汁物は右に配膳します。写真を撮る時にうっかりしていました、すみません)