2016年2月の大人向けレッスンで作成したサブ料理「かぼちゃの煮物」の作り方ページです。
材料(4人分)
- ●かぼちゃ 1/4個
- 煮汁
- ●みりん 大さじ1
- ●しょうゆ 大さじ1
- ●さとう 大さじ2/3
- ●水 カップ1(200cc)
買い物のポイント
かぼちゃはまるごと買うと長期保存ができますが、カットされたものは日持ちがしません。安売りのときに保存用として買っておくなら1個まるごとを買って冷暗所で保存します。今日食べたいな、という時はカットされたものを買いましょう。
作り方手順の確認
それでは、どのような流れで作ると効率的か、手順を確認しておきましょう。
かぼちゃは固いですので、切れない包丁を使っていたり子供が切る場合はレンジでチンしておくと柔らかくなって切りやすくなります。カットかぼちゃなら1分、まるごとなら3分くらいが目安です。
- かぼちゃを洗って水気をふく
- 種とワタをとって、食べやすい大きさに切る
- 鍋にかぼちゃをならべて、煮汁の材料をいれて強火にかける
- 沸騰したら蓋をして弱火で15分煮る
- 煮汁のまま冷ます
調理時間は、慣れた人なら20分、初心者さんは30分を目安にしてください。
かぼちゃの煮物作り方詳細
1 かぼちゃを洗って水気をふく
かぼちゃは水で洗います。カットかぼちゃの場合は、皮をよく洗いましょう。
2 種とワタをとって、食べやすい大きさに切る
かぼちゃの中心には「種」とモソモソした「ワタ」が詰まっています。この部分は食べても食感が悪いですので取り除きます。カレースプーンなどでこそげると簡単に取れます。
かぼちゃは固くて切りにくいので、ゴロゴロ不安定だと怪我をする場合があります。皮を下にするのではなく、平らな面(身)を下にして、安定が良いことを確認して切りましょう。
かぼちゃは一度では切れませんので、2回に分けると良いです。まず、包丁の刃をかぼちゃに刺します。
刺さったら左手をパーにして包丁のみね(切れない方のこと)に乗せ、体重をかけて一気に下まで包丁をおろします。
食べやすい大きさに切ります。ポイントはすべての大きさが同じくらいのサイズになるようにすることです。15分煮る場合は、写真のように大きめ(4~5センチ)でもきちんと火が通ります。時間がないときは、やや小さめに切ると早く煮えます。
時間があれば、面取りにも挑戦してみましょう(省略可能です)。
左手に切ったかぼちゃを1個とって、皮と身の部分の角を包丁で切り落とします。角が丸くなり、荷崩れしにくくなりますし、見栄えも良くなります。長時間煮込むおでんの大根なども、このような処理がされていますね。
他にも、この写真のように皮目を少し薄くむくと、味が染み込みやすくなります。
3 鍋にかぼちゃをならべて、煮汁の材料をいれて強火にかける
かぼちゃは身が柔らかく煮崩れやすいので、固い皮を下にして鍋に並べます。このとき、鍋の大きさは大きすぎず小さすぎず、かぼちゃが重ならないようなサイズだとうまく煮えます。
煮物全般に言えますが、鍋が大きすぎると煮汁がたくさん必要になりますし、小さすぎると上に重なってる食材に火も通らず味も染みません。
煮汁の材料をすべて入れて強火にかけます。
沸騰したら蓋をして弱火で15分煮ます。このレシピは初心者さんでも焦がさない・生煮えがないように少し多めの煮汁の分量にしています。ほったらかしでも大丈夫ですが、5分おきに蓋をあけて、煮汁が少なくなりすぎていないかチェックしておきましょう。15分たったら火を止めて、残った煮汁につけたまま冷まします。
弱火の目安ですが、コトコト音がして、泡がぽこぽこ出てくるくらいが良いです。あまりにシーン…となっているときは火が弱すぎます。気が付くとシーンってなっているときがありますので、火加減はこまめにチェックしてみてください。
煮物は加熱しているときよりも冷ましているときに味が染み込みます。一度冷ますことで味がしっかり食材に入ります。時間があるときは、一度冷ましておき、食べる直前に煮汁ごと軽く温めると味がしっかり染み込んだ美味しい煮物をいただけますよ。