海外では材料をまな板なしでカットして調理したりもしますが、日本の調理は包丁とまな板で材料を切ってからスタートですよね!
まな板は、様々な種類と大きさがあって、どれにすればいいか迷ってしまいます。いろいろと使ってきた私の個人的な意見ですが、サイズはキッチンのシンクにあわせること。まな板の素材は、包丁を大事にしたかったら木製、雑菌や汚れが気になるなら樹脂製をおすすめします。
まな板の大きさはキッチンのシンク(流し)に合わせよう
まな板は大きい方が使いやすいですが、狭いキッチンでは置き場所に困ります。また、シンクにおさまるサイズのまな板じゃないと洗うときに大変です。市販されているまな板にはおおよその規格がありますが、奥行きは25センチ前後で、横幅のサイズが違います。板前さんが使うようなまな板は、奥行き30センチ、横幅が50センチくらいあります!しかしそんなまな板は一般家庭には邪魔すぎます…。
- 一人暮らしの小さなキッチンなら15~20センチ×30センチ
- 2人ぐらしなら20センチ×40センチくらい
- 広いキッチンや家族が多ければ25センチ×45センチくらい
だいたいこれくらいのサイズを目安に、あとはキッチンの流しの大きさと相談してください。まな板は切った食材の一時置き場にもできますし、広いほうが作業はしやすいです。
まな板の素材は自分の性格や好みで決めよう
まな板の素材には、大きく分けて木製と樹脂製があります。(ゴム製もありますが、私自身使ったことがなく、今後も使わないと思うのでここでは除外させていただきます)結論からいくと、どちらでもかまいません。
私はずっと樹脂を使っていましたが包丁を買い換えたのを機に、木のまな板にかえました。板前か!!とツッコミが入るような分厚くて大きなまな板で、職人さんが7年寝かした木を切り出してさらに2年乾燥させて作ってある、京都の白木屋さんのものです。12~15年後に一度削って、そのまた12~15年後に一度削って、さらにその後12~15年と、最低でも30年使えるそうです。
樹脂を使っていた時は、軽いし持ち運びが楽、消毒も漂白剤が使える、なんせ安い。薄いから素材別に枚数持ってもかさばらない。若い時はおしゃれな生活にあこがれていたので、カラフルなまな板をキッチンに置きたかったというのもあります。樹脂にも木にもメリット・デメリットがありますので、結局は好みで選んだら良いと思いますよ。気に入った道具でお料理するのが一番です。
木製まな板のメリットとデメリット
包丁を良い物にした人や、一生モノのまな板にしたい人にオススメです。木のまな板のほうが疲れにくいので、家族が多い人にも良いです。素材はいちょう、ひのき、ほおなど様々なものがあります。また、最近は角が丸くなっていたり、持ち手がついたデザインだったりとおしゃれで可愛らしい木のまな板も増えていますよ!
写真は私が白木屋さんのまな板と最後まで迷っていた、福井賢二さんのいちょうの木のまな板です。サイズも色々あるし、どれも素敵すぎます…!
[メリット]
- 表面が柔らかいため包丁の刃当たりがよい(刃を傷めない)
- 力を吸収するので、切っていて疲れにくい
- 木自体のもつ抗菌作用で清潔に保てる
- 良い物は削れるので、長く使える
[デメリット]
- 安物を買うと反ったり割れたりする
- 手入れ次第ではカビが生える
- 樹脂製まな板のメリットとデメリット
- 花粉アレルギーなどがある人は使えない場合がある(かかりつけ医師に相談してください)
樹脂製まな板のメリット・デメリット
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包丁の傷がつきやすく、修復はできませんので長くは使えません。痛み具合を見て、定期的に交換しながら使います。カラフルなものが多いので、おしゃれなキッチンにしたい人にはおススメです。また、漂白剤での消毒をしたい人は樹脂製を選んでください。衛生面が気になる方は、肉用、魚用、野菜用、と食材別に用意するのも良いですね。
写真はおしゃれなキッチン雑貨でお馴染みのJoseph Joseph(ジョセフジョセフ)のもので、インデックスがついていて素材別に使えるまな板です。4枚セットになっています。プラスチックまな板だったら私はこれが欲しいです!(ちなみに以前ジョセフジョセフの別のまな板を使っていました)
[メリット]
- カビが生えにくい
- 漂白剤が使える
- カラフルで形も可愛い物があり、インテリアにもなる
- 安くて入手も簡単
[デメリット]
- 表面が硬いため、包丁の刃が欠ける(刃こぼれと言います)
- 置いた食材も、まな板自体も滑りやすい
- 包丁で切った傷がつく
- 食材の色が移りやすい